台風でテレビアンテナが倒れたり飛んだりしたらどうする?火災保険は使える?
台風による強風でテレビアンテナが倒れたり、飛んでしまったりした場合、すぐに対処する必要があります。テレビが映らなくなるだけでなく、アンテナが屋根から落ちると、建物や周辺に被害を及ぼす可能性もあります。
修理や調整、交換には費用がかかるため、「火災保険は使えるのか?」という疑問を持つ方も多いでしょう。今回は、台風によってテレビアンテナの損傷、不具合が起きた場合の対処法と火災保険の適用範囲を解説します。
台風でアンテナが倒れたり飛んだりしたらどうする?
台風の強風によって、テレビアンテナが倒れたり飛んでしまったりするケースは少なくありません。特に屋根に設置されているアンテナは、強風の影響を受けやすく、風圧で傾いたり、最悪の場合、屋根から落ちてしまったりすることもあります。
アンテナが倒れると、テレビ視聴に支障をきたすだけでなく、屋根や建物に損傷を与え、周囲に被害をもたらす恐れもあります。
自力での対処は危険
アンテナが倒れたり外れてしまった場合、自分で直そうとする方もいるかもしれませんが、大きな危険が伴いますので避けたほうが良いです。特に台風後は屋根が滑りやすく、風がまだ強い場合も多いため、高所での作業は転落などの事故に繋がる可能性が高いです。
また、専門知識がないまま作業を行うと、アンテナの取り付けが不十分になり、再び倒れるリスクもあります。
そのため、アンテナに問題が生じた場合は、専門の業者に対応を依頼することが最も安全で確実な方法です。業者は適切な工具と技術があり、迅速かつ安全にアンテナの修理や取り換えを行うことができます。
台風後にアンテナの損傷、不具合が見られたら、すぐに業者に相談し、対応を依頼しましょう。
アンテナ修理費用の相場
テレビアンテナの修理費用は、依頼内容によって異なります。ここでは一般的なアンテナ修理費用の相場を解説します。
調整・立て直し
アンテナが倒れた、または位置がずれてしまった場合の調整や立て直しは、15,000円~20,000円程度が相場です。
撤去・処分
古くなったアンテナを撤去し、処分するだけの場合は、20,000円~30,000円程度かかります。再設置をせず、アンテナを完全に取り外す場合の料金です。
新設
倒れたアンテナを撤去し、新しく取り替える場合の費用は、20,000円~60,000円程度が相場です。新設には、アンテナ本体の購入費用、設置工事費、調整作業などの費用が発生します。アンテナの種類や設置場所によって価格は変動します。
台風でアンテナに不具合が生じた場合に火災保険は使える?
台風などの自然災害でテレビアンテナが倒れたり、破損してしまったりした場合、修理にかかる費用を火災保険で賄いたいと考える方も多いでしょう。結論から言うと、自然災害によるアンテナの損害は、火災保険が適用されるケースが多いです。
火災保険の補償範囲には、台風や暴風による「風災補償」が含まれているのが一般的です。アンテナは建物の一部と見なされるため、台風で倒壊した場合や損傷した場合、火災保険の補償対象となります。しかし、経年劣化によるアンテナの故障や破損は補償対象外で、台風の影響ではないと判断された場合には全額自己負担になります。
火災保険を利用する場合の流れ
①保険内容の確認
まず、加入している火災保険の補償内容を確認しましょう。加入しているプランによっては、対象とならないこともあるため、契約内容を把握することが重要です。
②アンテナの状況を確認
アンテナの倒壊や破損状況を確認し、可能であれば写真を撮っておくことをおすすめします。火災保険の申請時に、被害の証拠として写真が必要になることがあります。
③保険会社への連絡
補償範囲や自己負担額、必要な書類について保険会社に確認しましょう。火災保険が適用される条件や、修理にかかる費用を保険で賄う方法を詳しく教えてもらえます。
④修理業者の手配
修理業者に連絡をし、火災保険を利用しての修理であることを伝えましょう。業者によっては、保険申請に必要な写真撮影や書類準備を手伝ってくれることもあります。
⑤申請手続き
修理が完了したら、見積書や請求書、被害状況の写真など必要な書類を揃え、保険会社に火災保険の申請を行います。不備がないように注意し、正確な情報を提出する必要があります。
テレビアンテナの台風対策
テレビアンテナの台風対策としては以下が挙げられます。
- ・風の影響を受けづらい場所に設置
- ・風に強いアンテナを設置
- ・屋根裏に設置
アンテナは強風を受けやすい場所に設置されがちですが、可能な限り風の影響を受けにくい場所に設置することが大切です。
また、風に強い設計のアンテナを選ぶのも効果的です。デザインアンテナやユニコーンアンテナは一般的な八木式アンテナと比較して耐風性能が高いです。
屋根裏にアンテナを設置する方法もあります。屋根裏設置は、外部に設置する場合と比べて、風や雨の影響を直接受けないため、台風などの自然災害に強い方法です。屋根裏のスペースに余裕がある家庭では、風の影響を抑えるためにこの方法を検討しても良いでしょう。
ただし、屋根裏設置では電波の受信感度が低くなる場合があるため、電波状況に応じて設置場所を調整する必要があります。
関連記事:テレビアンテナの屋根裏設置のメリット・デメリット!設置条件についても
台風でテレビアンテナに不具合が生じた場合には
台風などの自然災害でテレビアンテナが倒れたり飛んだりすると、修理や調整、交換が必要になります。
その際、自力で対処するのではなく専門業者に対応を依頼しましょう。台風が原因の場合には火災保険が適用できることがあり、修理費用をカバーできることがあります。
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