電源は入るがテレビ画面が映らない場合に考えられる原因と対処法を解説
「電源は入るのに、テレビ画面が映らない」という場合、まずテレビの故障を疑うかもしれませんが、考えられる原因は複数あります。
自力で対処できることもありますが、専門的な対応が必要なケースもあります。
今回の記事では「電源は入るのに、テレビ画面が映らない」という状況でお困りの方に向けて、考えられる原因や対処方法を解説します。
テレビの電源は入るが画面が映らない原因は?
電源は入るのに、テレビ画面が映らない原因として考えられるのは「入力切替が誤っている」「テレビ本体の不具合・故障」「周辺機器やケーブル類の不具合」「アンテナの不具合」などです。
それぞれの詳細を解説します。
入力切替が誤っている
テレビ画面が映らない場合の原因として多く見られるのが「入力切替ミス」です。テレビは基本的に地デジやBS/CS番組を視聴するものですが、テレビ本体にBlu-rayレコーダーやゲーム機、ストリーミングデバイスなどを接続している場合には、入力切替が必要になります。
例えば、テレビを消した時に「入力1(HDMI1)」に接続しているBlu-rayレコーダーの映像入力になっていた場合、次にテレビの電源を入れた時は「入力1(HDMI1)」のまま起動しますが、Blu-rayレコーダーの電源が入っていないと、テレビ画面が映らないことになります。
テレビ本体の不具合・故障
テレビ本体の不具合や故障が原因で、電源は入るのにテレビ画面が映らないこともあります。
特に多いのが、液晶パネルやバックライトの故障です。液晶テレビは映像を映すためにバックライトが必要ですが、それが故障すると画面は真っ暗なままで、電源ランプは付いて音声だけが出ることがあります。
また、電源ユニットや基盤の劣化により、正常に起動しないこともあります。長年使用しているテレビでは、部品の経年劣化による不具合が起きやすくなります。
周辺機器やケーブル類の不具合
周辺機器やケーブル類の不具合が原因の可能性もあります。ブースターや分配器を設置している場合、正常に動作していないと、テレビに十分な信号が届かず、電源は入るのに、テレビ画面が映らないことがあります。ブースターは電源が必要なタイプもあり、コンセントが緩んでいるということも考えられます。
ケーブルが断裂・劣化していたり、サビの発生やほこりの付着なども、映像信号がうまく送られず、テレビ映像が映らない原因になります。
アンテナの不具合
テレビアンテナに何らかの不具合が生じている場合も信号を十分に受信できなくなり、電源は入るのにテレビ画面が映らないという状況になり得ます。例えば、アンテナが風や雨などの影響で角度が変わったりすると、信号が弱まって映像が途切れたり、全く映らなくなることがあります。
また、アンテナ自体が経年劣化によってサビや破損が生じていると、受信能力が低下するので、電波を安定して受信できません。
電源は入るがテレビ画面が映らない場合の対処法
ここからは、電源は入るのにテレビ画面が映らない場合の主な対処法を解説します。
まず、基本的な対処法としてテレビの再起動が挙げられます。テレビの電源をリモコンではなく、主電源で一度切り、さらにコンセントも抜いて数分経ってから再度入れます。これだけで解決することもあります。
テレビ本体やレコーダーに挿し込まれているB-CASカードの差し直しで、テレビ画面が映らないトラブルを解消できることもあります。テレビの電源を切ってB-CASを一度抜いてから、再度挿してみましょう。その際、カードを乾いた柔らかい布で、やさしく拭くとより効果的です。
また、ケーブル全体をよく確認して、劣化や断裂が見られる場合には、新しいものに交換しましょう。特に劣化が見られない場合でも、接続部を乾いた布で拭いたり、再度接続することで、解決することもあります。
それらの対処法を試してみて、解決しない場合は、テレビ本体やアンテナの不具合である可能性が高くなるので、専門業者に相談するのがおすすめです。
特に、アンテナが原因の場合は、向きの調整には専用知識が必要で、素人が簡単にできることではありません。さらに、屋根上などでの高所作業では転落の危険性もあるので、自力での作業は避けましょう。
テレビやアンテナ・周辺機器の寿命について
電源は入るのに、テレビ画面が映らないというトラブルが発生し、対処法を試みて一時的に回復したとしても繰り返し起きてしまう場合には、テレビやアンテナ、周辺機器の寿命が関係している可能性もあります。
ここでは、それぞれの機器の一般的な寿命と、寿命が近くなると見られる症状を紹介します。
液晶テレビ
寿命:約8~10年
症状:画面が暗くなる、映らない、線が入るなど。
テレビアンテナ
寿命:約10~15年
症状:画面にノイズが出る、特定のチャンネルが映らないなど。
ケーブル
寿命:約5~10年
症状:映像や音声が断続的に途切れる、差し込み口が緩くなるなど。
ブースター・分配器などの周辺機器
寿命:約10年
症状:複数あるテレビのうち、特定のテレビだけ映らない、急に全チャンネルが映らなくなるなど。
このように、各機器にはそれぞれ耐用年数があり、寿命が近づくと様々な不具合が現れてきます。特に、10年以上使用している場合には買い替えも検討する必要があるでしょう。
電源は入るがテレビ画面が映らない場合には
電源が入るのにテレビ画面が映らないというトラブルは、入力切替が誤っていたり、ケーブルの緩みなどの些細なことが原因であることもあるので、まずはご紹介した対処法を試してみてください。
それでも解決しない場合は、機器やアンテナの不具合である可能性が高くなります。ケーブルの交換であれば、自力でも対応が可能ですが、アンテナの向きのズレや劣化が原因である場合は、判断が難しいので、アンテナ工事専門の業者へ相談するのがおすすめです。
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