CSで映らないチャンネルがある…?原因・対処法を解説
「CS放送で映らないチャンネルがある」という状況でお困りでしょうか。
契約しているのに映らないチャンネルがあると、テレビの故障や契約の不備などを考えてしまうのではないでしょうか?しかし、CS放送で一部のチャンネルが映らない原因はひとつだけではなく、様々な理由で映らないことがあります。
今回の記事では、「CSで映らないチャンネルがある場合の原因と対処法」をテーマに、主な原因と対処法、さらにアンテナの交換・設置費用について詳しく解説します。
CS放送の仕組み
CS放送とは、「通信衛星(CS衛星)」を使って番組を各家庭に届ける放送方式で、地上デジタル放送とは異なり、空にある衛星からパラボラアンテナを通して信号を受信する仕組みになっています。日本では110度、124度、128度の位置にある通信衛星が使われています。
視聴するには、CS対応のアンテナ、チューナー、C-CASカードなどに加えて、スカパー!などの有料サービスの申し込みが必要となります。
CS放送では、映画やスポーツ、音楽など、多彩な番組が用意されており、110度CSではおよそ50チャンネル前後、124/128度CSでは150チャンネル以上の放送が視聴可能です。それぞれ契約が必要なため、契約してないチャンネルは表示されません。
CS放送で一部のチャンネルが映らない場合に考えられる原因
それでは、CS放送で映らないチャンネルがある場合に、考えられる原因をご紹介します。
未契約
前述した通り、CS放送は多くのチャンネルがありますが、ひとつの契約で全てのチャンネルが見られるわけではなく、個別に契約が必要です。スカパー!などでは、複数のチャンネルがセットになったプランもありますが、セット以外のチャンネルは契約しないと視聴できません。
CS番組表では、契約の有無にかかわらず全チャンネルの番組情報が表示されるため、「番組表には表示されているのに映らない」と思われる方もいるでしょう。
アンテナ・周辺機器が非対応
契約しているチャンネルなのにのに映らない場合、アンテナやチューナーなどの機器が、そのチャンネルの受信に対応していない可能性があります。
特に注意すべきなのは、CS110度放送(スカパー!の基本チャンネル)を契約し、対応するアンテナを使用していて、CS124/128度のチャンネルを追加契約したケースです。これらは異なる通信衛星を利用しているため、専用のアンテナやチューナーが必要になります。
また、古い分配器やアンテナケーブルなどが高周波数に対応していないことが原因で、信号が正しく届かないこともあります。
アンテナ・周辺機器の不具合
アンテナや周辺機器に不具合があると、CSで特定のチャンネルが映らない場合があります。例えば、CSアンテナの寿命は一般的に10年程度で、風雨や紫外線の影響を受けやすく、劣化やサビが受信障害の原因になることがあります。
また、アンテナケーブルの破損やコネクタ部分のゆるみ・腐食も、電波の通りが悪くなる原因になります。特に、CS放送は受信感度がシビアなので、ブースターの故障や分配器の接触不良などは、一部のチャンネルが映らない原因になります。
受信障害
天候が原因でCS放送の一部のチャンネルが映らないときもあります。電波の周波数が高いCS放送は、大雨や雷雨、雪などの悪天候時には電波が減衰し、映像が乱れたり、一部のチャンネルが映らなくなったりすることがあります。
また、DECT準拠方式のコードレスフォンやインターホンが受信障害を引き起こすこともあります。それらの機器は、110度スカパー!の一部チャンネルに電波干渉を引き起こすケースが報告されています。
CSで映らないチャンネルがある場合の対処法
ここまで、CS放送で映らないチャンネルがある場合に、考えられる原因を解説しました。続いて、自力でできる対処法を解説しますので、ぜひ試してみてください。
まずは、C-CASカードの差し直しを試してみましょう。C-CASカードは、CS放送を視聴するために必要なICカードで、テレビ本体やレコーダーに挿し込まれています。テレビの電源を消してから、C-CASカードを取り外し、ICチップ部分に汚れや傷がないかを確かめ、柔らかい布でほこりなどを拭き取って、正しい向きでしっかりカードを挿し込みます。
ケーブルの緩みや、接続部に汚れがある場合には、再度接続したり、接続部を乾いた布で拭いてみましょう。また、ケーブル全体を確認して、劣化が見られる、断裂している、芯線が曲がっているという場合には新しいケーブルに交換しましょう。
テレビの再起動で解決する場合もあります。再起動をする際には、電源をオフにするだけでなく、コンセントも抜いて数分待ってから再度電源を入れます。
前述した、DECT準拠方式のコードレスフォンやインターホンを使用している場合には、ブースターでCSの受信レベルを上げたり、テレビや周辺機器の位置を変えて遠ざけるようにしましょう。
以上の対処法を試しても改善されない場合には、アンテナの向きのズレや劣化、そもそも対応していない機器を利用している可能性があるので、アンテナの専門業者に相談するのがおすすめです。特に、CS放送は地デジに比べて受信方向の調整がシビアなので、設置や調整には専門的な知識や機材が必要で、自力での対応は難しいです。
BS・CSアンテナの交換・設置費用
CS放送で映らないチャンネルがある原因が、アンテナの問題や故障の場合、交換・設置が必要になります。
ここでは、アンテナの交換・設置費用について解説します。
一般的なBS/CS110度対応のアンテナの新設費用は20,000円~40,000円程度ですが、スカパー!プレミアムなどを視聴するのに必要なCS124/128度対応のアンテナは、専用の機器が必要となり、受信方向の調整の難易度が高く、30,000円~50,000円程度になります。
交換する場合には、古いアンテナの撤去や配線の引き直しなどが必要となるので、追加費用がかかります。
また、ブースターや分配器の追加や、高所作業や特殊工事が必要な場合には、それに伴った費用が加算されるのが一般的です。
CSで映らないチャンネルがある場合には
CS放送で映らないチャンネルがある場合、原因として考えられるのは契約していないチャンネル、機器の不具合、受信環境の問題などです。自力でできる対処法を試しても改善しない時には、専門業者に相談するのがおすすめです。
特に、アンテナの向きのズレや劣化などが原因の場合、自力での解決は難しくなります。
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