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テレビアンテナの自作は可能?作り方・設置方法や注意点を解説

テレビアンテナの自作は可能?作り方・設置方法や注意点を解説

 

現在では、テレビの視聴方法として、アンテナ設置の他に、ケーブルテレビやひかりテレビといった様々な選択肢があります。

 

しかし、テレビアンテナは一度設置すれば、ランニングコストがかからずに長期的に視聴が可能というメリットがあることから今でも選ばれることが多いです。テレビアンテナはアンテナ工事業者やホームセンターで購入・設置を依頼するのが一般的ですが、「市販のものを購入せず、自作できないか?」と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

特にDIYが好きな方や、費用を抑えたいと考えている方にとっては、テレビアンテナを自作するという選択肢は魅力的に映るかもしれません。

 

今回の記事では、「テレビアンテナの自作は本当に可能なのか?」をはじめ、一般的な作り方・設置方法などを解説します。

 

 

テレビアンテナの自作は可能?

結論からお伝えすると、テレビアンテナの自作は可能です。実際に、インターネット上では、アルミホイルやハンガーなど身近な素材を使った自作テレビアンテナの作り方が紹介されています。

 

ただし、自作テレビアンテナは、設置環境によってはテレビが映らないこともあります。自作アンテナで市販品のような安定した受信を実現するのは簡単なことではありません。

 

また、自作する場合にはある程度のDIYスキルや電波に関する基礎知識が必要です。工作に慣れていない方にとっては、テレビアンテナの自作は難易度が高いといえるでしょう。

 

 

【地デジ】テレビアンテナの自作・設置方法

【地デジ】テレビアンテナの自作・設置方法

 

ここでは、うちわを使ったテレビアンテナの自作・設置方法を紹介します。

 

準備するもの

  • ・うちわ
  • ・アルミホイル
  • ・アンテナケーブル
  • ・コネクタ
  • ・のり
  • ・透明テープ
  • ・カッター
  • ・はさみ
  • ・ニッパー

 

うちわとアンテナケーブルについては、以下の点に注意しましょう。

 

うちわの骨組みが金属だと電波が受信できないので、一般的なプラスチックや竹・木材が骨組みのものを選びましょう。

 

ケーブルには『3C』『4C』『5C』『7C』といった種類があり、芯線の太さによって区別されています。一般的には太いケーブルほど電波が弱まりにくく、テレビの映像が安定しやすくなります。

 

自作テレビアンテナの場合、一般的な距離(5~10メートル程度)であれば「4Cケーブル」が最もバランスが良く、適しています。

 

一方で、アンテナとテレビまでの距離が10メートル以上ある場合や、テレビの映りをできるだけ安定させたい場合は「5Cケーブル」や、より低損失な「5C-FB」などの高性能タイプを使用すると安心です。ただし、太くなるほど取り扱いづらくなるため、用途に合わせて選びましょう。

 

先端にテレビやアンテナにつなぐための金具があらかじめ付いている「F型接栓付同軸ケーブル」を選ぶと加工が一方のみで済み、簡単に接続できます。

 

自作・設置方法

材料が準備できたら、テレビアンテナを作成し、設置します。

 

作り方から設置方法までを順番に解説します。

 

①うちわにアルミホイルを貼る
まず、うちわの表面部分にアルミホイルを貼り付けます。
のりをうちわの外側の方にのみ塗り、真ん中あたりには塗らないようにします。そして、アルミホイルをうちわ全体に貼ったあと、真ん中の部分を「C」の形になるようカッターでくり抜きます。その際、うちわ本体を傷つけないよう注意しましょう。

 

C型にくり抜くことで、アルミホイルに囲まれた部分に電波を集めやすくなり、アルミホイルに電気の信号(電流)が発生します。その信号はケーブルを通じてテレビに送られ、テレビ内部のチューナーが受信して、映像として表示される仕組みです。

 

②アンテナケーブルを加工する
アンテナケーブルは、テレビに接続する「コネクタ側」と、「うちわに取り付ける側」があります。

 

コネクタ側は、購入したコネクタのパッケージや中に入っている説明書に加工方法が記入されているので、その説明にしたがって加工をします。

 

ケーブルの外側の被膜をカッターで切って、内側の被膜(誘電体)を先端から9mmほどペンチではがします。被膜を切ったらコネクタをアンテナケーブルに押し込んで、付属のリングで固定します。

 

※F型接栓付同軸ケーブルを使用する場合には、加工は不要です。

 

うちわに取り付ける側は、先端から8cmほどのところまで被膜を取り外します。被膜を取り外したら、中心の芯線部分と誘導体部分に分けてY字になるように広げます。2つに分けたうちの芯線部分を半分の長さのところまで被膜をはがします。

 

③アンテナケーブルをうちわに取り付ける
うちわに取り付ける側のケーブルを、Y字に開いた根本の部分がうちわの骨組みのあたりにくるようにしてテープで留めます。

 

そして、Y字に広げてアルミホイルの上に透明テープで貼り付けます。最後に、アルミホイルやアンテナケーブルが剥がれないように、透明テープなどをうちわの全体に張り付けて補強します。

 

④テレビに接続する
アンテナの「コネクタ側」をテレビのアンテナ端子に接続します。その際、BS/CSに接続すると、テレビが故障する可能性があるので、「地上デジタル」「UHF」「VHF/UHF」のいずれかにします。

 

⑤アンテナの設置場所を決める
アンテナの方向や高さを変えながら、テレビが映る場所を探して固定します。テレビが映るまで色々な場所や高さを試してみましょう。

 

 

自作アンテナに関する注意点

自作アンテナに関する注意点

 

自作のテレビアンテナで、テレビが映ると、達成感や感動を味わえ、コストも抑えられるメリットがありますが、注意点もあります。

 

まず、テレビ電波の感度が強い強電界地域でないと受信感度が不安定になる可能性が高くなります。強電界地域とは電波塔が近くにあり、高い建物や木などの遮蔽物がない場所になります。

 

紹介した自作アンテナは強度や耐久性に限界があるので、屋内に設置しましょう。その際、アンテナが落下することがないようにしっかりと固定します。安全面を考慮すると、配線部分にも注意が必要です。絶縁テープやコネクタで保護をしないで、芯線やシールド線がむき出しになっていると、ショートやノイズの原因となります。

 

また、自作テレビアンテナの使用自体は違法ではありませんが、受信した電波を他人に分配したり、再送信する行為は電波法違反となる可能性があります。さらに、集合住宅などでは、アンテナ設置に関して規定が定められている場合があるので、確認が必要です。

 

 

テレビアンテナの自作は可能だが…

テレビアンテナは、うちわやアルミホイルなど、身近にあるもので自作することも可能ですが、自宅が強電界地域で、周辺に遮蔽物がないことなどが条件となります。
そのため、基本的には専門業者にテレビアンテナの設置を依頼するのが確実な方法です。

 

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