テレビのノイズの原因って?正しい対処法も解説
突然テレビにノイズが発生した場合、テレビ本体の故障を疑うかもしれません。しかし、テレビのノイズの原因はテレビの故障以外にも考えられます。
今回の記事では、テレビのノイズの主な原因を解説し、具体的な対処法についても紹介します。
テレビのノイズでお困りの方はぜひ参考にしてください。
テレビのノイズの原因
テレビにノイズが発生した場合、考えられる原因として以下の4つがあります。
- アンテナレベルの低下
- アンテナの傾きやずれ
- ケーブルの接続不良
- 受信機器の劣化や故障
これらの原因について詳しく解説します。
アンテナレベルの低下
電波の低下が原因でテレビにノイズが発生することがあります。
テレビは、アンテナから電波を受信していますが、アンテナの不具合、悪天候の影響、ケーブルの劣化、断裂などが原因でアンテナレベルが低下するとノイズが発生することがあります。
また、テレビの台数を増やした後にノイズが発生した場合は、それが原因かもしれません。一般的なご家庭に設置するアンテナは1本で電波を受信するので、テレビの台数を増やした場合、1台あたりの電波の量が少なくなります。
アンテナの傾きやずれ
屋外に設置されているテレビアンテナは、電波を正しく受信するために正確な方向を向いている必要がありますが、強風といった自然の影響の他に、生き物や飛来物の物理的な衝撃を受けて、アンテナが傾いたり、ずれたりしてしまうと、電波を正しく受信できず、テレビにノイズが発生することがあります。
ご自宅に複数テレビがあり、すべてのテレビにノイズが発生しているのであれば、アンテナが原因である可能性が高くなります。
ケーブルの接続不良
テレビは、さまざまな機器とケーブルを接続して信号を受け取ります。掃除やテレビの移動によって、ケーブルが緩んでしまったりすると、ノイズの原因となります。
また、ケーブルの劣化や断線があったり、接続部分の汚れなどが原因になる場合もあります。アンテナ端子の芯線が曲がったり、折れたりしていないかも合わせて確認することも大切です。
受信機器の劣化や故障
テレビ本体や、アンテナ、チューナーといった受信機器の劣化や故障が原因でテレビにノイズが発生することもあります。
一般的な寿命は、アンテナが10~15年程度、液晶テレビが8~10年程度、プラズマテレビが15~30年程度、チューナーが10年程度になりますので、長期間使用を続けている場合は、故障の可能性もあります。
尚、ノイズが発生している時に、Blu-ray機器があればBlu-rayの映り具合を確認することでテレビの故障かどうかを判断することができます。もし、テレビ本体に問題がなければ、正常に映像が表示されますが、地デジ・Blu-rayともにノイズが発生する場合は、テレビ本体の故障や劣化が生じている可能性が高くなります。
テレビにノイズが入る場合の対処法
ここまで説明してきた通り、テレビにノイズが発生している場合、テレビ本体の劣化・故障だけでなく、他の原因である場合も多くあります。ここでは、ノイズが発生したときに、業者に相談する前に自分でできる対処法を紹介します。
ケーブルの確認
ケーブルの緩みや、接続部の汚れがノイズの原因であれば、ケーブルを再度接続したり、接続部を乾いた布で拭くことで解決します。
その際、ケーブルをよく観察し、劣化が見られる、断裂している、芯線が曲がっているという場合には新しいケーブルに交換しましょう。
B-CASカードの差し直し
地デジやBS・CSを視聴するために必要なICカード「B-CASカード」はテレビの視聴には欠かせないものです。
ノイズが発生しているときに、テレビの電源を消してから、B-CASカードを一度取り外し、磁器部分に汚れや傷がないかを確かめ、柔らかい布でほこりなどを拭き取って、正しい向きでしっかりカードを差し込んでみましょう。
もし、B-CASカードのICチップの部分に傷が見られる場合は、「B-CASカードの再発行」が必要となります。他のテレビ機器がある場合には、入れ替えをして確認しましょう。
テレビのチャンネル再設定(再スキャン)をする
テレビのノイズの対処法として、テレビチャンネルの再設定(再スキャン)が有効な場合もあります。チャンネル設定とは、お住まいの地域ごとに視聴できるテレビ放送局を設定する操作のことです。
テレビによって多少手順は異なりますが、基本的にリモコンの「設定」ボタンを選び「放送受信設定」または「テレビ放送設定」を選択し、「チャンネル設定」を押します。自動チャンネル再スキャンをしてから、テレビのノイズが解決しているかを確認してみてください。
ブースターの設置や確認
テレビにノイズが発生する前に自宅のテレビの台数を増やした場合には、一度新しいテレビの接続を切ってみてください。台数が増えたことによるアンテナレベルの低下である場合は、電波を増幅し受信レベルを上げるブースターの設置を検討した方がいいでしょう。
ブースターをすでに設置している場合は、プラグが抜けていないか、電源が切れていないかなどを確認してみましょう。
テレビアンテナの確認
ケーブルの確認や、B-CASカードの差し直し、チャンネル再設定などを試しても、テレビのノイズが解決しない場合には、アンテナが原因かもしれません。
アンテナは基本的に屋根や壁の高い位置にあるため、傾き程度であれば確認できるかもしれませんが、自力で傾きを直すのは難しく、高所のため落下などのリスクもあります。
そのため、アンテナの確認をする場合には専門の業者に依頼したほうが良いです。
テレビにノイズが入る場合には
テレビにノイズが入る原因には、アンテナレベルの低下、アンテナの傾き、ケーブルの接続不良、受信機器の故障などが考えられます。
自分でできる対処法として、ケーブル接続の確認や交換、B-CASカードの差し直し、チャンネル再設定などがありますので、ノイズが入ってお困りの場合はぜひ試してみてください。また、悪天候の際にノイズが発生している場合には、天候が回復することで改善することもあるので天候の回復を待ってみましょう。
自分でできる対処法を試した上で解決しない場合や、目視でアンテナの傾きなどが確認できる場合は、アンテナが原因でノイズが発生している可能性が高いです。アンテナが原因である場合、自分で正しい向きに調整するのは難しく、高所作業による落下の危険性などもあるので専門業者に相談するべきです。
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