「テレビのCS放送とは？地デジとの違いは？」そんな疑問をお持ちでしょうか。
または、CS放送に興味があるけど「どうすれば見られるのか分からない」「契約した後に後悔しないか心配」という方もいるでしょう。
今回の記事では、「テレビのCS放送とは何か」というテーマで、仕組みや特徴、地デジやBS放送との違いに加えて、視聴するための方法と費用も詳しく解説します。
CS放送について知りたい方や、視聴できる環境を整えたいと考えている方はぜひ参考にしてください。
Contents
テレビのCS放送とは？
それでは、テレビのCS放送を「仕組み」「特徴」「BSとの違い」「地デジとの違い」に分けて解説していきます。
仕組み
CS放送は、「Communication Satellite（通信衛星）」の略で、通信衛星を使ったテレビ放送です。
地上の放送局から送信された番組データは、まず宇宙空間にある通信衛星へ送られ、そこから再び地上へ向けて広範囲に送信されます。
各家庭では、屋外に設置した専用アンテナで、その信号を受信し、テレビやレコーダーに接続されたチューナーで映像・音声として再生します。衛星からの信号は直進性が高いため、アンテナの向きや設置環境が重要で、正確に衛星へ向けることで安定した受信が可能になります。
特徴・魅力
最大の特徴は、視聴できる番組の多さにあります。
CS放送は多チャンネル化に適しており、映画、スポーツ、音楽、アニメなど専門性の高い番組も提供されているのが特徴です。地上波ではカバーしきれない多彩なコンテンツを楽しめることから、現在も多くの家庭で利用されています。
例えば、スポーツ放送は、地デジだと途中で終わってしまうことがありますが、CS放送であれば1試合を最後まで視聴できることが多いです。また、基本的に番組途中にCMが入らないため、最後まで集中して楽しめる点も大きな魅力です。
番組数は多いですが、全てのチャンネルを契約する必要はなく、自分や家族の趣味や興味に応じて、自由に選んで契約できる点も魅力のひとつです。
BSとの違い
CS放送を見るためのアンテナは、基本的にBS・CS用アンテナとして販売されており、BSとの違いをあまり知らないという方も多いのではないでしょうか。
違いのひとつとして、BS放送は、アンテナさえあれば無料で視聴できる番組がありますが、CS放送はアンテナのほかに有料契約が必要です。また、一般的にBSとCSがセットになったアンテナは110度方向になりますが、CS放送の場合、124度、128度の衛星もあり、該当する番組を視聴したい場合には、その方角の専用アンテナ、もしくは複数の電波に対応するアンテナが必要になります。
チャンネル数の違いもあります。CS放送はチャンネル数が多いのに対して、BS放送は有料のチャンネルもありますが、NHKや民放放送局の延長であることが多く、チャンネル数は少なめです。
BS放送の無料チャンネルでは、過去の人気ドラマの再放送や、独自に制作されたオリジナルドラマの放送の他、ニュース報道を地デジより時間を多く使っている傾向があります。そのため、専門チャンネルを見たい方より、地デジの延長としてテレビを楽しみたい人におすすめです。
地デジとの違い
地デジは、各地域に設置されている電波塔から送られる電波を家庭に設置されているアンテナが受信して視聴できる仕組みです。
電波塔と自宅アンテナの距離が遠かったり、高い建物や山などに遮られたりすると、電波を受信しづらくなる場合があります。しかし、CSは上空にある人工衛星からの電波のため、比較的周囲の環境に影響されにくいです。
視聴できるチャンネルも大きく異なり、地デジでは数チャンネルなのに対して、CS放送では数百以上のチャンネル数があります。また、地デジは地域に密着したローカル情報や、生活に不可欠なニュースを伝えるのに対して、CS放送はよりニッチなニーズに応えている放送といえるでしょう。
CS放送を視聴するには？
ここでは、CS放送を視聴する方法を「必要なもの」「視聴方法」に分けて紹介します。
必要なもの
CS放送を視聴するのに、まず必要となるのが専用チューナーです。使用しているテレビやレコーダーによってはBS・CSチューナーが内蔵されている場合もあるので確認してみましょう。内蔵されていない場合は、購入する必要があります。
次に専用アンテナの設置です。110度衛星対応のアンテナであれば、基本的にBSとCSどちらも視聴できるので、BSの無料放送も視聴できます。124度・128度衛星のCS放送を視聴したい場合は、専用のアンテナが必要です。視聴したいCS放送によってアンテナが異なるので注意しましょう。
マンションなどにお住まいの場合、110度のBS・CSアンテナが設置されているケースも多く、その場合アンテナの設置は不要です。
なお、アンテナを設置せず、光テレビやケーブルテレビを契約する方法もあります。その場合、必要となる専用チューナーはレンタルであることが多いです。その方法では、初期費用に加えて、光テレビやケーブルテレビの基本使用料やレンタル料などが発生するので、長期的に見るとアンテナ設置と比べて、費用が高くなる傾向にあります。
視聴方法
必要なものを準備できたら、CS視聴のための有料サービスの申し込みが必要になります。
現在、CS放送は110度CSデジタル放送「スカパー！」と124度・128度CSデジタル放送「スカパー!プレミアムサービス」が主になっています。
様々なプランが用意されており、「スカパー！基本プラン（月額3,960円）」では、11ジャンル50チャンネルが見放題になります。「スカパー！セレクト10（月額2,860円）」の場合は、48チャンネルの中から、見たい10チャンネルを選ぶことができます。希望に合わせて申し込みをしましょう。
光テレビやケーブルテレビで、地デジを契約していて、CS放送も視聴する場合には、各事業者へ連絡し、CS放送を含むプランへの変更が必要となります。
BS・CSアンテナの設置費用は？
一般的なBS・CS110度対応のアンテナの新設費用は20,000円～40,000円程度が目安になります。スカパー！プレミアムなどを視聴するのに必要なCS124度・128度対応のアンテナは、やや高額になり、30,000円～50,000円程度です。
既存のアンテナから交換する場合だと、古いアンテナの撤去や配線の引き直しなどが必要となるので、設置費用に加えて撤去費用がかかってきます。
また、ブースターや分配器の追加、高所作業や特殊工事が必要な場合には、それに伴った費用が加算されるのが一般的です。
テレビのCS放送について
今回の記事では、「テレビのCS放送とは何か？」というテーマで、仕組みや視聴方法などを紹介しました。
CS放送は自分の好みに合わせた多くの番組を、CMで中断されることなく楽しむことができます。視聴の際には、専用のアンテナ設置もしくは、光テレビやケーブルテレビの契約が必要となります。アンテナ設置の場合は、CSのサービス料金以外のランニングコストが不要で、長期的に見ると費用が抑えられるので、視聴を始める場合におすすめの選択です。
CS放送を視聴するために、アンテナ設置をご検討されているのであれば、ぜひ「アンテナ屋さん.com」へご相談ください。
アンテナ屋さん.comでは、BS・CSアンテナ（BS・110度CSアンテナ）の設置工事が可能で、料金は27,500円(税込)となっております。（お見積りによって追加費用がかかる場合もあります。）
工事後は7年間のアフターフォローが付いており、アンテナの破損や倒壊、不具合があった場合には迅速に対応させていただいております。
現地調査・お見積りは完全無料ですので、お気軽にご連絡ください。
